私はブルベを始める前から夜戦派で、夜通し走っておりました。
真っ暗闇の中、山岳地帯を突破したり、田舎道を突き進む都合上、私の自転車の前照灯はアップデートを繰り返しております。
現在の装備は次です。



CATEYE VOLT 1300 x 2
CATEYE GVOLT 70 x 2 (2個目は、トップチューブバッグにあります)
GIANT RECON 1600 x 2
OLIGHT RN 1500 x 2
OLIGHT RN 800 x 1
この程度のライトがあると、いかなる局面においても、安心して二晩走れます。
10月に走ったブルベで、他の一般的な装備の方々が、明かりの乏しい山を30km/h程度で下っていらっしゃった中、私は自動車並みの前照灯をもって、自動車並みのスピードで下りました。
どのライトも光に特性があって、シチュエーションによって細かく使い分けております。
私にライトの恩恵が大きい関係上、ライトは多いほどためになるというのが持論ですが、さて、一般論としてはどうでしょうか?
先ず重いですし、お金もかかります。
また、カーボンエアロハンドルの方がこの装備を実現するのは現実的ではなく、多少なりの魔改造が必要に感じます。
山の下りで速度を抑えざるを得なくっても、皆様いいタイムで完走されていました…つまり、致命的な要素ではないのでは?
どうやら、冷静に考えれば、もっともらしい着地点がありそうです。
では、一般論としてブルベに最適な前照灯とは?
いくつものライトを使った経験から、次の通り提案させていただきます。

CATEYE VOLT 800
CATEYE GVOLT 70
REC-MOUNTSをつかった、この取り付け方がおすすめです。
VOLT 800が若干上を向いているのにも理由があります。
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第一に、前照灯で何をしたいかというと、これから自分が進む道を照らしだしたい。
この性能において、GVOLT 70は群を抜いております。

扇型の明かりが路面状況を浮き彫りにしてくれます。
光の色味もよく、明るさもちょうどいいです。
強力なライトを使うより、かえって視認性がよろしいです。
その話だけでしたら、GVOLT 70だけで万事解決と手を打ちたいところですが、前照灯に求める第二の機能があります。
歩行者や野生動物を確実に発見し、カーブの有無も把握したい
深夜の真っ暗闇とはいえ、歩行者は歩いてますし、歩行者がライトを手にしてくださっていることは稀です。
田舎道ではタヌキなどが無謀な横断をしてきます。
足元はGVOLT 70がまかなってくれるとして、少し先の道路の様子を把握してブレーキに指をかけるなど、準備をしておきたい。
こういった用途にGVOLT 70は向いていません。
ほんとうに足元しか照らしてくれないのです。
そこでVOLT 800のミドルモード。

丸い光が周囲をまんべんなく照らしてくれます。
GVOLT 70とVOLT 800を同時に点灯すると次のような感じになります。

圧倒的に見やすい!!
これでしたら夜間でも30km/h巡航が可能です。
GVOLT 70は納得として、なんでVOLT 800?
GVOLT 70は得意な性能をもって唯一無二として、VOLT 800は他に変わりがいるのでは?
光量がたれない。コンパクト。防水性能。と、誉め言葉はいくつもありますが、一番はカートリッジバッテリーの存在です。
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GVOLT 70のバッテリーは7時間程度持ちます。
前照灯は暗くなり始めてから点灯しますし、トンネルでも使いますので、14~15時間くらい持ってほしい。
徹夜で走る場合、GVOLT 70は2つ必要になります。
VOLT 800のミドルモードは5時間くらい持ちます。
VOLT 800の出番は真っ暗になってからで、市街地など夜でも明るいところではむしろ消した方がいいです。
夜は仮眠をちゃんととる方なら、自転車にGVOLT 70とVOLT 800を装備し、ポケットにカートリッジバッテリーを忍ばせておき、GVOLT 70のバッテリーが切れた後のちょこっとはVOLT 800一発で走る運用にすれば600でも走り切れると思います。
以上です。
夜通し走るとき、GVOLT 70を2つもっている安心感たるやありません。