母が都合4回入院して、リハビリ中。
日課の散歩に付き添っている。
1月には杖なしで歩けるくらいになったのだが、急に寒波が来て、また体調が後退してしまった。
でも、頑張って歩いている。
で、散歩の付き添いをするのに今のところ最適なバックパックが見つかったので、さっそく紹介したい。
といってもメーカーが想定した用途ではない、おそらく非推奨の運用にはなるのですが。

これ。
モンベル バックパック トライパック 30
ビジネス向けの3WAYバッグですな。

この右側のハンドルが重要。
通常は次のように手提げにするためにある、これが本来の用途。

散歩の付き添いをするときは、次のように母にハンドルを握ってもらうわけです。

母は右利きなので、杖を右手でつく。
左手でハンドルを握るわけです。
どんな時使うかというと、
・疲れてきたとき
・しばらく座っていたあとに歩くとき
立ち上がる時の手すりにしていただいたり、
立ち上がってすぐは足元がおぼつかないので、補助に使っていただいたり
・舗装が悪い道
ちょっとした段差で躓きやすい、握りしめてもらっておけば、そうそうこけない
・階段で手すりがないとき
うーむ、書き出すとわりと使いでありますな。
モンベルは人が体重かけて引っ張るようには設計してないので、あくまでも私が運用した結果ですが、母が引っ張ってもびくともしなかったし、引っ張られた私にも余裕がありました。


パッドが固め厚めしっとり目で、長ささえ妥協せず体ぴったりに調節しておけば、グリップに寄りかかられてもなんとかなるというか、ほかの選択肢より全然楽。
介護専用のちょうどいいバッグパックはなかったので、これを運用していこうと決めた。
あとね。


握力が無い手でも、ジッパーを開けやすい。
母は自分のことは自分でできるし、その上子供の面倒も見てきた。
それが母の普通だった。
息子とはいえ、他人の世話になるのは相当な不本意、母にとってストレスなのである。
このジッパーなら、母が勝手に日傘やマフラーを出したりしまったりできる。

転んで骨でも折ったらリハビリがマイナスからやり直しになるので、両手はあけておいてもらったほうがいい。
そして散歩中(運動中)は体があったかくなったり冷えたりするので、羽織っていたもの一枚程度、脱いだり着たりがある。
そういったものを出し入れする箪笥が私の背中にあると便利だし、私が都度バックパックを背中からおろしたりしょったりするのを見せるよりは精神的負担がずっと少ない。
「かがむから自分でとって」と言うのも長く続けていく技術だと思う。
以上です。
肩ひもの長さ調整に自信がないなら、実店舗での購入がおすすめ。
モンベルの店員さんは頼りになるので教えてくれると思います。
因みに私のような介護目的の利用は保証してくれないと思いますので、自己責任になります。
モンベルさんは介護目的には設計してないので、そこは申し訳ない。
私が試した結果「使える!便利だ!」と言っているだけです。
保証の有無を考えると、介護専用のこういうバックパックが欲しいですなぁ。
ないんだなぁ。
健康を維持するために散歩はとても重要です。
もし運動なさってないなら、どうか1時間、1~2駅歩くとか、なんとかして散歩してください。
母のリハビリずっと付き合っていて、散歩の重要性を強く感じております。
家族を大事になさってください。